焙煎機について
直下型の古い焙煎機を使っています。
コーヒーの生豆を入れる回転ドラムにはたくさんの穴(メッシュ)が空いています。ドラムの真下に炎が位置しており、加熱されたドラムからの伝導熱や輻射熱によって豆が焙煎されます。
約1500度の炎が直接あたり、豆への熱供給が極端になりやすく、温度調節は熱風式などの焙煎機に比べて難しく、注意深く耳を澄まして豆の音を聞き分けたり、頻繁に豆の焼き具合を目視でチェックするなど、経験と技術が必要ですが、抑揚を感じられる、ある意味リズミカルな独特の香りを演出できるのが、直火式の素晴らしさです。
ドラムからコーヒー豆のチャフ(薄皮)が炎に落ちて焼かれる為に豆が燻られ、さらに美味しさを増していきます。