スリランカ動物園レポート
(2003.7.21)

スリランカの動物園
スリランカには2つの動物園があります。
国営の動物園と民間の動物園です。 両者ともたいへん人気があり、毎週末にはたくさんの人々が訪れます。
そこで今回私は、国営の動物園である「SRILANKA ZOOLOGICAL GARDENS」という国内最大の動物園を訪ねましたので、リポートさせて頂きたいと思います。
さて、この動物園の入り口の写真です。

朝からものすごい人の行列です。
私は事前に、園長とのアポイントをとっていましたので、並んでいる人に少し悪いと思いましたが、裏から入れてもらえました。
ちなみに入場料は、外国人は200ルピー(240円)、地元の人は約50円です。
入り口をとおり抜けたあとの感想

1.まるでジャングルのような動物園。大木がひしめき合っている。
2.案内パンフレット等が有料で、しかも地図が載っていない。
3.たくさんの外国人観光客がいる。(インド人、アラブ人など)

スリランカの動物園

まるでジャングルのような動物園

さっそく私は園内を観てまわり始めました。
それにしても蒸し暑い。入り口を背にしてすぐ左に、いきなり水族館がありましたが、まるでサウナのような館内でした。

水族館の中身は金魚や亀など、あまりめずらしいものはありませんでしたが、皆とても楽しそうに水槽の中を覗き込んでいました。
水族館の前にはアシカのコーナーがありました。ショーも1日3回あるそうです。実はこのアシカは日本から贈られたアシカだと、後で園長に教えてくださいました。

この動物園でのショーは、他に象のショーが大変人気があり、週末しかやらないため、象やアシカのショー目当てに週末にたくさんの人々が来園するそうです。

他の動物もだいたい日本の動物園と同じラインナップですが、なにしろオリが簡単に作られており、動物が逃げ出さないのかと心配する程でした。
さて、約束の時間が来たので、私は園長室へと向かいました。

建物の階段を登る途中、たくさんの歴代の園長の写真が飾られており、歴史を感じさせられます。
ドアをノックすると中から元気のいい声で「どうぞ」と返事が帰ってきました。握手をして自己紹介をし、早速質問を開始しました。

Q:海外との交流は盛んですか?
A:1995年に日本からアシカを贈られました。いまではたいへ
  んな人気者です。2000年にはペンギンも贈られました。
  スリランカの人々みんながたいへん気に入っています。

Q:いちばんの人気者はどの動物ですか?
A:やっぱり象です。ショーも毎週たくさんの人が楽しみにしてい
  ます。でも当園ではスリランカ象だけでなく、アフリカ象や
  タイの象もいるんですよ。

Q:動物園でのイベントや地域住民との交流プログラムなどありま
  したらおしえてください。
A:子供達に正しい知識を楽しく学んでもらう「キッズプログラム」
  や学校との共同活動を頻繁に行っています。
  園内には図書館もあり、放課後の生徒達がたくさんあつまりま
  す。その他に「YOUNG ZOOLOGIST ASSOCIATION OF
  SRILANKA(YZAS)」という学生たちの組織に事務所を提供して
  います。調査などを共同でおこなっています。

Q:園内のゴミなどの処理について教えてください。
A:よくぞきいてくれましたね。私たちはまず動物の糞を肥料に
  した畑を運営しています。有機栽培でたいへん環境にもいい
  畑で、動物達の餌を栽培しています。園からトラクターで
  45分かかる場所にあります。30%はフルーツ、のこりは
  野菜などをつくっています。
  生ゴミも極力堆肥化してリサイクルしています。実は動物の
  糞を利用した、バイオガス施設を試行錯誤して作っていますよ。
  ただ、まだ成功していませんが。
  もちろんゴミは分別するように心掛けています。
  問題はゴミを収集運搬する手段が小さなトラクターしか無い
  事です。時間もコストもかかります。
  1日に8台分の動物の糞がでます。そのうち3台分は象の糞
  です。お客さんのゴミはトラクター2台分です。
  もし、 日本で使わなくなったゴミ収集車があれば、寄付して
  いただければ大いに助かります。

Q:今後、日本の動物園とより親密な交流をしたいですか。
A:もちろんです。お互いの交流は大変すばらしい国と国との
  友好につながります。実際、情報交換することで、多くの
  メリットがあると思いますし、学生同士が動物園を通して
  交流するのも素晴らしいですね。


その後、園長とは今後も交流を約束し、別れました。
真剣に母国の自然環境や子供達の未来のことを考えている人格者
であると感じました。自宅の住所なども交換してくださり、今後
とも大事に友情を育てていきたい方です。


MR.HANT PERERA /
DIRECTOR OF NATIONAL ZOOLOGICAL GARDENS
スリランカの動物園
園長との楽しいティータイムはもちろん美味しいセイロンティー

 

スリランカの動物園

おみやげショップはわりと小さいです。
ちょっとした工芸品やキーホルダーが売られています。スリランカでは、日本のお客さまほどショッピングに興味がないのでしょうか。

 

スリランカの動物園
人気のアシカショー

以上、粗末で簡単ですが、スリランカの動物園レポートでした。


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